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オバマさん


オバマさんについて紹介します。小浜市のことじゃないよ
オバマ氏の演説5
オバマ氏は、演説の締めで希望を口にします。
それは、自分にとっての理想であり、その自分を指示する人たちにとっての理想です。
そしてそれをアメリカの理想と位置づける事で、自分がアメリカを代表する立場になるという事を強調しつつ、若い人たちに対して希望を提示し、支持を集めやすくしています。
現実主義、保守的な考えは、どうしても若年層には受け入れられにくいので、若い人向けの演説にはこういった手法は有効と言えます。

ただ、これだけでは、年配層の支持はあまり集められません。
改革を訴えるだけでは、現実を知る年配の人たちには絵空事としか受け取ってもらえないからです。
では、どうやってその年配層を取り込むかというと、それはわかりやすさと熱意です。

オバマ氏は、決して難しい表現を多用しません。
使う場合は、演説の中盤、自分の主張を述べるパートで、それもかなり噛み砕いた表現で使用します。
それ以外は、基本的には非常に簡単で、子供でもわかるような単語を感情的に、とても情感を込めて重ねていきます。

これによって、年配者は「この演説はわかりやすく、そして感動的だ」と判断するのです。
年配者は精神論がお好みの人が多いので、こういった演説はとても有効です。
極端な話、声を枯らして叫ぶだけで、その内容の数倍、数十倍の効果が得られます。
演説とは、そういった選出も重要なのです。

日本でそういった演説が抜群に上手かったのが、小泉元首相と、宮崎県知事の東国原氏です。
彼らの演説は、オバマ氏ほど構成の妙があったわけではありませんが、とにかく情に訴える、わかりやすく熱心に語るという点では共通しています。
多くの政治家は選挙戦で同じような手法を取ろうとしますが、中途半端なのがほとんどです。
オバマ氏や小泉元首相、東国原知事に共通するのは、徹底しているという事です。

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