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オバマさん


オバマさんについて紹介します。小浜市のことじゃないよ
オバマ氏の演説4
オバマ氏の演説の構成、流れは非常に流麗で鮮やかです。
話を変える際、感謝の意を伝える事で聴衆の声援を受け、話を変えやすくします。
これによって、聴衆は引き込まれたまま次の話を聞くことができます。
そして、オバマ氏は連結部だけではなく、話の内容だけでもなく、主語や時勢までも巧みに操ります。

まず、演説が始まった直後は、一貫して「貴方達は」、という表現を用います。
そして、その間の時勢は完了形です。
これが何を意味するのかというと、わかりやすく言えば、アメとムチのアメです。
ここでも、彼は子供と接する際に有効な手法を用いています。

子供に話を聞かせる際、重要なのは、相手と同じ目線に立つ事ですが、それだけではなく、まず相手を褒める事が大事です。
頭ごなしに自分の主張だけをして、ああしなさい、こうしなさいでは、子供はまず反発します。
それでは話など聞いてもらえるはずもありません。
そこで、褒めるのです。

もちろん、ただ褒めるだけでは意味はありません。
何を讃えるのかが重要です。
それは、相手がしてきた事、その功績です。
子供なら、ちゃんと挨拶できたね、凄いね、といった風に言うだけで、印象が大分変化します。
それと同じ事です。

時勢を完了形にするのは、あたかも功績を讃えるかのようにするためなのです。
これによって、聴衆は自分達がしてきた事は素晴らしい事だったんだという思いが芽生え、気分も高揚します。
特に何をしていなくても、「貴方達は今日、アメリカは一つになるべきと高らかに声を上げました」と言われれば、それを自分の功績のように思うのです。

オバマ氏は、こういったテクニックがずば抜けています。

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